株式会社スピカコーポレーションは1987年に設立されたオーガニック洗剤を中心に扱う企業。年商は4.8億円(2004年3月期)、県内の主な薬局、ドラッグストア、生協をはじめ、全国の健康自然食品商社、有名高級スーパー、百貨店等の県外とも取引する規模となっている。しかし同社のここまでの道のりはゼロからの出発だった。
同社社長の馬場宏一氏は元は大手食品メーカーに勤務するサラリーマン。転勤で移り住んだ長野の豊かで美しい自然環境を守りたい、これ以上汚さないために活動したいとの思いがわき上がり、特に水質保全において洗剤が与える影響は大きいことから、(1)これ以上刺激性化学合成物質で環境を汚さない、(2)アトピーやアレルギーで困っている人に適した商品を提供する、を目的にオーガニック洗剤の製造販売での独立を決意した。しかし当時の日本は成長を最優先し、自然環境を破壊し続けた結果、アトピー性皮膚炎に代表されるアレルギーの増加等、人体にも多大な影響を及ぼす悪循環に陥っていたにもかかわらず、自然環境の価値に対する関心はほとんどなく、商品は全く売れず倒産の危機に瀕したこともあった。 |